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軽音楽をあなたに

ジャンルにこだわることなくこれまで聞き逃してしまった音楽を改めて拾い上げる。抜けていたパズルのピースを埋めるような。

加藤和彦 あの頃、マリーローランサン

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 83年リリース。バブル景気の喧噪前の日本の幸福期と思える頃を象徴するようなムードがあるアルバム。トノヴァンのベストアルバムと言われることもあり聴きたいとずっと思っていましたがやっとたどり着くことになりました。バックは気心の知れた(豪華な)メンバーでリラックスした空気感が漂い聞き心地の良いアルバムです。曲は全て東京に住む男女の小さな物語というような内容なんですが安井と加藤の生活を綴っているような私小説的なものも感じます。36歳の加藤が"仕事に忙しく音楽を聴かなくなってしまった大人"に向けて作ったということらしいです。全体的なサウンドテーマは先取りした感覚だったということが想像できます。90年代渋谷系的なものはすでにここにあったということは発売が10年早かったということだと思います。