ブレッド&バター Monday Morning
1980年リリース。日本版ウエストコーストサウンド=湘南サウンド
=ブレッドアンドバターが完全に確立されたと言っていいでしょう。
前作から引き続き、細野晴臣にサウンドメイキングを依頼したかった
ようだがYMOが大ブレイクしてしまい断念。松原正樹が代役に。
サウンドは全体的にかなりシンプルで都会的になったことで二人の
ハーモニーがかなり強調されて心地よく聴きやすいが歌謡曲との
境目がぎりぎりという感じもある。
サウンド的にはこれぞ"AOR"という曲も多く、お洒落邦楽の最先端
だったのではないかと思う。
代表曲は”マンデーモーニング”。
70年代の名曲を再録音"マリエ”。1曲目の”HOLD ON"もいい。
今、見るとこのジャケット。どう見ても、普通の新橋のサラリーマン
のおじさんが二人で意味深な休日を海で過ごしているという感じの
ジャケットに見える。
でも二人はお洒落で今も、今時のリタイアお洒落おじいさんと
いう感じなので当時、このジャケットもそんなにおかしいことでは
なかったのだろう。