ゲイリームーア ロッキンエブリナイト
1982年に”大いなる野望”が突如に日本でブレイクして空前のゲイリームーアブームが到来した。そんな矢先に1983年に来日公演を果たし、ブームがさらに盛り上がった。このアルバムも日本でだけリリースされて、ギターキッズはこぞってこのアルバムを聴いたものです。
ゲイリーはギターだけではなくて、メロディアスなソングライティングも魅力的で幅広いファンに受け入れられました。フリーの『ウィッシング・ウェル』のカバーはこのアルバムで聴いて知りました。
ゲイリー・ムーアの出現によりギターヒーローと言う言葉が日本の音楽メディアでも流りました。
彼の音楽に対する向かい方はジェフベックと比較されたり、当時はマイケルシェンカー、エドワードヴァンへイレン、リッチーブラックモアなどと肩を並べる人気ぶりでした。
このライブアルバムではイアンペイスとニールマレイというホワイトスネイクのリズム隊を従えて、感情的に時に激しく、時に泣き叫ぶようなギタープレイを聴かせてくれます。ゲイリーも年齢的に最もベストな状態と言えます。
注目曲は”サンセット”。
CDではボーナストラックで”パリの散歩道”も収録されています。
あらためて聴くとあの80年代前半のヘビーメタルブームがよみがえりとても懐かしく思える1枚です。当時はあんなに流行っていたのにゲイリーは聴いていませんでしたが。