軽音楽をあなたに

ジャンルにこだわることなくこれまで聞き逃してしまった音楽を改めて拾い上げる。抜けていたパズルのピースを埋めるような。

モーターヘッド No Sleep 'til Hammersmith

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 1981年リリース。全英第一位獲得ということです。モーターヘッドの全盛期のライブだけあって凄い熱気と爆走感です。大音量で聞くと自然にヘッドバンキングをしてしまいます。エディクラークのギターがかっこよくて、そこは新しい発見でした。1981年当時はモーターヘッドは有名な存在でしたが、実際にのめり込んでいる人はまわりにいませんでした。90年代以降に再評価されていったような気がします。1981年頃だとバイカーズロックやスラッシュメタルなどは無かったからこの音楽をカテゴライズすることは難しかったと思います。ハードコアパンクよりもモーターヘッドのほうが先だったような気がします。レミーはMC5をよりハードにスピーディーにしたロックを目指してモーターヘッドを作ったということです。パンクの祖でもあるデトロイト系のアンダーグランドロックからの影響を受けていることはパンクとの関連性もやはりあったのだと思います。英国らしさという部分ではDr.フィールグッドが好きな人はモーターヘッドも聞いているという関連性があると言えます。パブでビールを片手にヘッドバンキングしながらモーターヘッドを聞くのも気持ちいいかもしれません。