軽音楽をあなたに

ジャンルにこだわることなくこれまで聞き逃してしまった音楽を改めて拾い上げる。抜けていたパズルのピースを埋めるような。

ファストウェイ SAY WHAT YOU WILL

f:id:exoticmoog:20160519171924j:plain

 ファストウェイのライブCDです。ジャケットはチープでブートレックのようですがオフィシャル盤のようです。解散後にエディークラークがマスターを提供して販売されたようです。もちろん、流通も少なく高額取引をされていますが、どうしても聴きたくて購入しました。発売は1992年くらいのようです。

ファストウェイについてはご存知の方もすくないので簡単に説明すると

モーターヘッドの初代ギタリストだったエディークラークが元UFOのピートウェイと結成したバンドでドラムは元ハンブルパイのジェリーシャーリー、ボーカルは新人で弱冠19歳デヴィットキング。

デビュー前にピートは脱退していまいますが。

ファーストアルバムの出来上がりが素晴らしく全米チャートでもスマッシュ。

レッドツェッペリンを彷彿させるサウンドはとてもこの時期には新鮮でした。

デヴィットキングのボーカルは無名ながら素晴らしく、明日のスター候補生だとも思いました。

セカンドアルバムもファーストアルバムの延長線上ではありますが、とてもかっこ良くてとてもよく聴きました。その後もアルバムをリリースしますが、ツェッペリン風の作風からポップロック路線?というおかしな方向に流れて2枚くらい出して消滅してしまったようです。とても残念だったと思います。

ツェッペリンのようにバンドをプロデュースできる人が居れば、サードアルバムはあえて、アコースティックアルバムを出してバンドの深みを出しながら、いい意味で聴衆を裏切り、4枚目のアルバムにはロック史上の名作を作って不動の地位を固めるなんてバンドストーリーもできたと思うほどのバンドだと思いました。

デビットキングはスターになる人だと思いましたが。。。

エディはそこまでの器ではないのかもしれませんが、ファストウェイでのフレーズはとても好きです。特にこのライブ盤で聴けるギターも最高です。