軽音楽をあなたに

ジャンルにこだわることなくこれまで聞き逃してしまった音楽を改めて拾い上げる。抜けていたパズルのピースを埋めるような。

コクトーツインズ GARLANDS

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1982年。コクトーツインズ のデビューアルバムです。私がコクトーツインズ の名前を知ったのは1984年くらい。高校3年の時。

バウハウス4AD、ファクトリー系、ラフトレードなんて言う言葉が音楽雑誌に登場するようになった頃。

ただこの手の記事はメジャー雑誌だと白黒ページの特集記事で掲載される事が大半。

当時、私はアンダーグランド的なシーンに憧れと好奇心から白黒記事を熟読しながら音楽を想像しながら楽しんでいました。

バウハウス、ジョイディビジョンだけは少ないお小遣いのやりくりで聴くことはできましたが。コクトーツインズ までは手が届かなかった。1980年中頃って若者がアートに対しても関心が高まっていて私もジャンコクトーなんて人を個人勉強したからコクトーツインズ と名前が気になって。

そんなこんなで30年経ってやっとガーランズに到達。

なんて懐かしい感じの音。

まさにこれこそ、ポストパンク、耽美、ネオサイケ、ポジパン

掴みにくくゆらゆら揺れるメロディ、ノイジーなギターと無機質なベースライン。

これがあの時代に確かにあった小さなムーブメントの象徴的な音。

当時、共感しあえる友人がいればとよく思いました。ネットがないから情報収集にはお金がかかるし。

わかっていたらもっと早く聴いてたなあ。