軽音楽をあなたに

ジャンルにこだわることなくこれまで聞き逃してしまった音楽を改めて拾い上げる。抜けていたパズルのピースを埋めるような。

ホワイトスネイク ライブイン84

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 ホワイトスネイクの84年のメンバーによるライブ盤。このアルバムの目玉はやっぱりジョンサイクスのギター。ホワイトスネイクと言えば渋いブルースを貴重としたツインリードによるギターであったし、それがホワイトスネイクらしさであった。

そのため、ジョンサイクスという新世代のギターヒーローの加入ということをファンはすぐに受け入れることができず、物議を醸し出したものである。しかし、日本で初めてモンスターズオブロック、レディングフェス級のHR・HMロックフェスが行われてこの新しいホワイトスネイクに触れた瞬間に全ての人がこの若いギタリストの才能を喝采で迎えいれたのであった。ジョンサイクスのレスポールカスタムのサウンドは新しいホワイトスネイクのサウンドを作り出したのである。DVDの特典付き。これはうれしい。なぜならこのラインナップはビジュアル的にも魅力的で見逃せない。コージーパウエルだ。ジョンロードだ。サイクスだ。そしてこの時期のカバーデイルは最高にかっこ良く、声も最も油が乗っていて、渋さも深さも最高点にいると言える。

オープニングのギャンブラー〜ギルティオブラブ。ジョンサイクスの元気なギターサウンドは本当に気持ちいいです。クライインザレインはこのアルバムのピーク。カバーデイルはレディアンウイリングが一番。この曲ってこんないい曲だったんだ。昔、サイクスのギターのスネイクを聞いたときは違和感を感じたが、今、聞くと全く感じませんでした。後は音質がもう少し良ければとは思いますが、十分に楽しめました。